

沿革
日ASEANユースサミットプロジェクト(JAYSプロジェクト)は、日ASEAN友好50周年を記念して、2023年5月に開始されました。君和田大輝氏の提案により始動したこのプロジェクトは、日本とASEAN諸国の高校生に、様々な分野の仲間や専門家と交流する機会を提供することで、大学生に比べて高校生の活動の場が不足している現状を解消することを目的としています。委員会メンバーはプロジェクトの成功に尽力しており、まずは関係構築と2023年夏のジャカルタ訪問に向けた準備に注力していました。
2023年4月

活動の軌跡
2023年8月

2024年8月
2023年8月下旬、JAYSプロジェクトの推進と関連団体訪問を目的として、シンガポールとジャカルタを訪問しました。シンガポールでは、ダンマン高校とRSiS防衛研究所を訪問し、安全保障問題への理解を深めたほか、現地企業のMercricsと協力し、ITを活用した現地調査を実施しました。これらの活動は、12月に予定されているオンライン会議に有益なものとなりました。また、主要パートナーであるASEAN Youth Organization(AYO)と会談し、JAYSプロジェクトの今後の方向性について協議しました。資金調達とコンテンツ作成は日ASEANユースサミット実行委員会が、ロジスティクスはAYOが担当することで合意しました。さらに、AYOの仲介によりASEAN事務局を訪問し、JAYSプロジェクトや今後の連携について協議しました。
2024年8月下旬、私たちは対面式サミットの実現に向けて、再びシンガポールとジャカルタを訪問しました。AYOと共に、インドネシア人間開発・文化担当調整省(KEMENKO PMK)を含む関係省庁を訪問し、コンテンツ作成に関する支援と協力を要請しました。また、インドネシアに拠点を置く日系企業を訪問し、コンテンツ連携のためのスポンサーシップやパートナーシップの構築を行いました。さらに、ASEAN日本政府代表部を訪問し、JAYSプロジェクト全体へのご理解とご協力をいただきました。
この渡航を通して様々な繋がりが築かれ、いよいよ2025年2月にJAYSが開催される運びとなりました。

2024年4月
対面で開催される予定だった日本・ASEANユースサミットに先立ち、日本と東南アジアの高校生を対象としたオンライン会議が開催されました。日本・ASEANユースサミット実行委員会が会議の運営を担当し、ASEANユースオーガニゼーション(AYO)が参加者の募集を担当しました。1日で約50名の高校生が参加したこの会議では、安全保障、テクノロジー、社会、環境の4つのテーマ別分科会が設けられ、それぞれのテーマに基づいた講演やワークショップが行われました。
2024年3月、このプロジェクトは公益財団法人関西・大阪21世紀協会より日本万国博覧会記念基金事業助成金の交付が決定しました。
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2025年2月
2025年3月、インドネシアのジャカルタで第1回日ASEANユースサミット(JAYS 2025)が開催され、日本を含むASEAN9か国から47名の若者が参加しました。参加者は政策提言を発表するとともに、活発な議論を行いました。
本事業の実施により、日本およびASEAN諸国の高校生が意見交換を行う場を提供し、参加者は多様な文化や価値観を理解しつつ主体的な学びを得ることができました。専門家による講演やディスカッションの機会を通じて、環境問題や医療問題、AI技術といった多様なテーマについて深く考え、新たな視点を得ることもできました。

2025年6月に三菱みらい育成財団の助成採択が決定しました。
また、2025年10月に開始予定の「日本ラウンド」の準備が進められています。このプログラムは、日本の高校生を対象とし、日本とASEAN諸国に共通する諸課題に関する深い理解と解決を目指しています。プログラム期間中は、様々な分野の専門家による講義に加え、参加者同士の議論を促すグループワークショップも実施されます。
